プラスチックレンズは熱が苦手

2018年04月28日(土)

Category: こだわり, メガネのお話, 日常

先日「片町スクランブルナイト」でメガネの取り扱い方について話しました内容、Part4。

メガネのトラブル「熱」。

熱は見えないので意識というのは低い方が多いのではないでしょうか?
傷などは、想像も付きますし、見てわかりやすい。
また、熱がかかって、熱クラックがレンズ面に入っても、よっぽどひどくなければ気づかないことも多いのです。
この熱が原因で、ひどい時は蜘蛛の巣がかかったように一瞬で見えにくくなることがありますし、積み重ねで、コート膜のはがれなどに繋がるケースが非常に多い。

・車のダッシュボードの上など、炎天下の車内に置く
・サウナにメガネをしたまま入る
・メガネを熱湯で洗う
・ヘアドライヤーなどの熱風にさらす
・ストーブなど高温のものに近づける
・炎天下の砂浜に放置
・高温の料理の油がはねてレンズに付着 etc
・急激な気温差や60℃以上の高温にさらさないで下さい。

レンズのコート膜にヒビ割れを生じたり、レンズの変形や度数の変化を生じる原因となります。
レンズを透かしてみて、レンズ面に無数の細い線があったらそれは「クラック」と呼ばれる現象かもしれません。このクラックが起こるとレンズ面のコートがはがれやすくもなります。