プラスチックフレームのフィッティング

2017年07月27日(木)

Category: こだわり, フィッティング, メガネのお話, 修理

セル(プラスチック)フレームのフィッティングは、メタルフレームに比べて、調整が難しいです。というのは、調整出来る部分が限られることが多いからです。
なので、当店にあるセルフレームは、明らかにフィッティングに適さない場合はおすすめしません。
しかし、持ち込みのフィッティング依頼の場合は、説明した上でのフィッティングとなります。特に前傾角が全く合わないのは厳しいですね。可能な範囲でやりますが。

セルフレームの鼻に当たる部分。デフォルトの状態でピッタリになることは非常に少ないです。基本、削るか付け直すことが多いので、少し時間を頂くことになります。この鼻に当たる部分を変えられることを知らない人がとても多いのでその紹介。

持ち込みでのフィッティング依頼です。鼻幅が広くて低いので、掛けてもすぐズレ落ち、まつ毛もくっつく状態。取り替えましょう。

まず、ニッパーで要らない部分をカットします。

ヤスリでならします。

紙ヤスリで滑らかにします。

バフで磨きます。


そしてこれをセルアセチ溶剤で溶着します。



後は、鼻に合わせて削って磨いて出来上がり。
取り付けるパーツは何種類も用意していますので、お時間に余裕を持ってご相談下さい。