「老眼鏡をよく失くすので、既製品ので充分」とおっしゃる方へ

2018年01月16日(火)

Category: こだわり, メガネのお話, 目のお話

めがね屋さんあるあるなんですが、「老眼鏡をよく失くすので、既製品ので充分」とおっしゃる方よくいらっしゃいます。
既製の老眼鏡、取り扱ってはいますが、もちろんおすすめはしていません。
否定はしません。ちょっと見るだけくらいならいいと思います。なので、家のいろんなところに老眼鏡を置いておく方は、ちょっと見るだけの場所にはいいかもしれません。少なくとも100均はやめたほうがいいかと。

SlenD スレンディー SD-925

ところで、なぜ既製のものはおすすめできないのか?

■左右同じ度数のレンズである
実際の視力というのは左右同じということはかなり稀です。当店でもお作りするメガネの9割以上は左右度数が違うものであります。ということは、同じ度数のメガネを掛けると、左右での見え方が違ったり、焦点距離がズレていたりという事が起こり、長い時間快適に文字などを見ようとするには、何かしら負担がかかってしまうからです。

■左右のレンズの中心の距離と目の距離が合っていない
人の左右の目の距離は違います。レンズの中心を視線の通る位置を揃えることでより見やすくなります。片目だけで見るならまだしも、左右それぞれ見える像を頭の中でひとつにしているわけで、レンズの中心の距離と左右の目の距離が合っていないと、プリズム作用が起き、頭のなかでひとつにするのに必要のない負荷がかかります。これは目や頭や肩の痛みに繋がりますし、もっと身体に不調が出ることもあります。既製の老眼鏡が万人の目の距離に合うわけがないのです。

その他は、レンズの材質やコーティングが悪かったりで透過率も落ちたりということもあります。

文字を読んだりという生活にかかせない作業を既製品で済ますのは実にもったいないことです。不調をきたすこともありますので、ちゃんと自分の目にあった老眼鏡を1つは持ちましょう。

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