小児用メガネ

2011年04月29日(金)

Category: メガネのお話, 商品紹介, 目のお話

GW始まりました。昨晩の片町は結構人が出てました。お休みの人は予定決まっていますか?

今日は目の話。
人は生まれてすぐから視力が良いというわけではありません。生まれてから髪が生え、歯が生えというように、見る機能というのも徐々に発達していきます。ここで見る機能が発達しきれない場合があります。これを放置しておくと、矯正しても視力が正常に出ないということになり得ることもあります。これを予防するためにも、乳幼児健康診査(3歳児健康診査)という、眼科さんで正常に視力が発達しているか検査する健康診査があります。

ここで治療(弱視、斜視及び先天白内障術後の屈折矯正)必要と言われた9歳未満の子供さんには、治療用眼鏡等の作成費用が、健康保険の適用となり、療養費の支給を受けることができます。(一般的な近視などに用いる眼鏡やアイパッチ、フレネル膜プリズムは対象外)
購入した後、加入している健康保険の組合窓口等に申請すると、国で決められた額内の補助分が戻ってきます。詳しくはコラムを見ていただければとおもいます。

小児用メガネ

ということで、小児2歳のメガネ。遠視用のレンズは、中心が分厚くなっている凸レンズです。小児の治療用メガネの度数は、強度の遠視の場合が多いので、度数がとても強く中心が分厚くなります。小児のメガネは、フレームの大きさが小さいので、なるべく薄く軽くするために、レンズの外径をフレームに合わせて小さく作ることによって、同じ度数ですが薄く作ることができるのです。下の写真はどちらも同じ度数のレンズですが、ずいぶん厚さが違うでしょう。

小児用メガネレンズ
小児用メガネレンズ
子供用メガネ
小さい子は、メガネをすることを嫌がったり、いろんなところにぶつけたりして、メガネを歪ませることが多いです。目の中心できちんと見ていないと良くないので、定期的にメガネを見てもらうと良いです。小学生になってからなる近視と違って、見過ごすと弱視にもなりかねないので、きちんとかかりつけのお医者さんで検診し相談することをおすすめします。