なぜ物が見えるのでしょうか?それは、光の存在です。
人間が見える光というのは、可視光線といわれる波長の光です。光は同一物質内では基本的に直進するため、物体で反射するか透過するか吸収されるしかありません。この反射の具合によって色がつくのですが、この話題はまた改めてすることにします。
光が、物体で反射して目に入ってくるから、その物体が見えるのです。光がなければ、光が目に入ってこないわけですから見えません。真っ暗(光がない状態)では物が見えないですよね。
光は直進するため、間に障害物があるとその向こう側は見えません。これは、物体からの光が障害物で遮られてしまい、目に届かないからです。もし、光が直進せずに曲がったならば、間に障害物があっても向こうの物体が見えることになります。
光が物体を透過した場合、光は、反射せずに目へ届きませんのでその物体は見えません。実際、ガラスなどの透明な物体を目視できるのは、大半の光は透過していますが、一部がガラスに反射して目に届くのでガラスを見ることができるのです。つまり、完全な透明な物体ではないということです。そのガラス越しの物体が見えるというのも、ガラスの向こう側から光が透過し目に届くためです。
日常の生活で何とも思っていないでしょうが、毎日生活ができるのも、光が存在し物が見えるからですね。