学校の黒板を見るのに必要な視力はというと、0.7以上です。学校での健康診断の時に視力検査をして、A・B・C・Dの4段階に分類されます。
Aは1.0以上、Bは0.7以上1.0未満、Cは0.3以上0.7未満、Dは0.3未満
学校の教室の大きさはだいたい8m×8m。一番後ろの席から黒板までがだいたい7mとすると、一番後ろの席からでも黒板の文字が識別できるギリギリの視力が、0.7なのです。つまり、A・Bの子はどの座席でも授業に差し支えありません。
一番前の座席から黒板まではだいたい2m弱とすると、一番前の席で黒板の文字が識別できるギリギリの視力は、0.3です。つまり、Cの子は、前の方の座席に座らないと黒板が見えにくいことになります。
これは、黒板の文字の大きさが大きさによって見え方が違いますが、先生はなるべく大きな文字で書くようにしていると思います。一文字を5?7cmより大きな字で書くようにしていると聞いた事があります。
ところで、黒板なのになぜ黒でないのでしょう?黒板というのは、blackboardを訳して黒板と呼ぶようになったそうですが、昔は、黒だったそうです。今ではJIS規格で深緑に統一されています。
最近では、ホワイトボードなるものもありますが、学校では未だに黒板を使っています。このお話はまた明日。