書こうと思っていることはこのタイトルの内容ではないのですが、長くなりそうなのでカットして前編。
視力の測定をする時は、基本的には、このような機械を使って測定してから、試験枠に測定した度数のレンズを入れて、さらに測定していくのですが、この試験枠に入れる度数のレンズのお話。
この度数のレンズは、ほぼほぼ、下の写真にあるレンズを組み合わせます。
組み合わせるということは掛け算。
例えばマイナスのレンズで0.25刻みとして-10.0までで110通り。乱視が-2.0までを考えても9通り。
110×9=990通り。つまり約1000通りの度数の組み合わせが出来るということです。
乱視の軸度も入れると5度刻みでも36通りあるので、約36000通り。
プリズムも考えるともっとすごい数になります。
プラス側も同じだけあることになります。
実際は、-10.0以上もありますし、乱視も-2.0以上もあります。混合乱視も。
そして左右。。。もう計算はやめましょう。
とにかく無限にあるんですよ。それで最適の度数を測定していくのです。
メガネとして作る場合は目の中心の幅も人によって違うので、他人のメガネをかけてちょうどよく見えるなんてことは、ほぼありません。それなのに既成品のメガネがあったりするのは、考えても恐ろしいですよね。