手間かかってるわ!-メガネ工場見学

2013年07月11日(木)

Category: こだわり, メガネのお話, 写真, 磨く

EVP(アイビジョンプロジェクト石川)のメンバーで、鯖江市のメガネ工場見学に行ってきました。

先に結論というか、感じたことを書くと、自信を持ってメガネのことを今まで以上にお客様に伝えようと思いました。

メガネは、数えきれない多くの工程を経て出来上がります。機械化が進んだといえ、手作業抜きには絶対に出来上がりません。
今回、4軒のいろいろな工場を見学させて頂きましたが、手間かかってるわの一言につきます。そして、子供のようにワクワクし楽しむことができました。

メガネを作るにあたって、建築の設計図のような正確な図面が必要で、デザインをフォトショップでデータ化し、CADを使って三次元での設計、部品ひとつひとつからミリ以下の単位で設計していました。そこにはいろんな工夫が詰め込まれています。
メガネ工場見学
メガネ工場見学
メタルフレームの場合、その後、金型を製作して、部品を製作、部品をロー付けして組み立て、表面処理をして、最後に検査・調整をして完成となります。この工程に約3カ月くらいかかります。
セルフレームの場合は、また工程が少し違いますが、カラーの違うセル生地を貼り合わせることによって、いろんな風合いを出したり、この手作業の工程は感嘆の連続でした。
メガネ工場見学
メガネ工場見学
撮影不可の工程もあったりしたのですが、撮影より作業に見とれてしまって、一部分しか撮影できませんでした。

動画も撮りましたので、こちらをご覧ください。

メッキ処理の工場も見学しました。メッキにもいろんな製法があり、一般の人には気付かないかもしれませんが、メッキ塗装の耐久性はもろにここが重要であるんですよね。

最近、世の中には安価なメガネも増えてきていますが、鯖江の工場を見学して、やっぱり価格相応の作りであることを再認識できました。私たち小売店は、そのいいモノを、加工やフィッティングなどすることで、さらにお客様に喜んで頂ける世界にひとつだけのメガネを作っていかなければならないと思いました。