今日は、どのニュースも金環日食ばかり。金沢では、部分日食となりましたが、天気も良く見ることができました。
どうでもいいことを考えてしまう私は、いろいろ気になったことがいくつかあります。
ひとつは、仕事柄考えてしまうこと。
ちゃんと視力を矯正できていない人は、日食グラスで覗いて、ちゃんと見られているのか。両眼視ができていない人は、何か見え方に感じることがないのか。くだらないことですが、目の幅が、日食グラスの規格に合わない人はいないものか。部分日食の形が、どうも視力検査の指標を想像してしまったり。
もうひとつは、考えても解決できなかったこと。
太陽も月も東方面から出て、南を通って西へ沈むのですが、今日の日食の欠け具合から想像する限り、太陽が月を追いぬいていくような欠け方をしていますよね。しかし、今日は、日の出の方が、月の出よりも早い時間なのです。日の出4:41、月の出5:24(金沢)でした。軌道が違うといえ、なぜでしょうか?予想するに、太陽は月よりも南寄りから出たとして、月は、太陽よりも鋭角に上がっていったと考えられますが、そんなに角度ついていますかね?誰か分かる方、教えてください。気になって仕方ありません。
私の記憶では、太陽が高い軌道を通る時は、月の軌道は低く、太陽が低い軌道を通る時は、月の軌道は高いと習ったような気もするのですが、確かではありません。
追加修正:上記の時間は翌日のものでした。実際は日の出4:42、月の出4:39でした。翌日のブログはこちら。
最後に、まじめな話。日食を専用グラスで見る以外に、観察できる方法として、小さい穴を通して映る光の形状をを見るというものがありますが、この原理を簡単に説明します。かなり前に、レンズの焦点の話をしたときにも少し説明しましたが、ピンホールの原理と呼ばれるもので、図解の通りです。光の直進性と、投影を使っておきるものです。この穴は大きすぎると、深度が浅くなるので形通りには映りません。
6月には、金星が太陽の前を通り過ぎていく「日面通過」が見られるそうです。これも200年くらいに数回しかない現象なので、見る価値ありますね。
2035年6月1日には、能登半島で皆既日食が見られるそうです。これは見ないと!!と思って曜日確認したところ金曜日でした。