ルーペ・拡大鏡の正しい使い方を伝授

2007年07月14日(土)

Category: 商品紹介, 目のお話

ルーペ・拡大鏡の正しい使い方を伝授しましょう。理科の授業など小さい頃から手にした事はあると思いますが、ちゃんとした使い方を教えてもらったことないですよね?見よう見まねで使っているかもしれません。手持ちのルーペではよく見えないので、倍率の高いルーペをお求めにいらっしゃるお客様がいらっしゃいますが、案外ルーペの機能を使い切れていない場合が多く、お手持ちのルーペで充分だったという事が多々あります。簡単に説明すれば、

  • ルーペを眼に近づける!(3cm〜30cm)
  • 見る物とルーペの距離をルーペの焦点距離にして見る!

眼から離すと歪みが大きくなるし視野も狭くなります。倍率の低いルーペでは多少離(30cm程度)しても見ることができますが、倍率が大きくなるほど眼に近づけなくてはいけません。ルーペの焦点距離は倍率によって違うので、詳細は後で説明する事にして、分からない場合は、こうしましょう。

ルーペに眼を近づけた状態で、ルーペと見る物の距離を調節してピントの合う距離を探す。

ルーペ・拡大鏡の正しい使い方

焦点距離についてもう少し詳しく説明します。以下はルーペの倍率と、ルーペのレンズの度数D(ディオプター)、そして焦点距離です。倍率は計算方法によって各社表示が異なることがありますので、あくまでも目安です。また、ある条件での大きさの比率なので、倍率通りに見えるわけではありません。

倍率 D 焦点距離
1.8倍 3D 33.3cm
2.0倍 4D 25.0cm
2.5倍 6D 16.6cm
3.0倍 8D 12.5cm
3.5倍 10D 10.0cm
4.0倍 12D 8.3cm
5.0倍 16D 6.2cm
6.0倍 20D 5.0cm

焦点距離よりも近い距離でも見ることができますが、その場合実際のルーペの倍率より小さくなりますし、使用者の目の調節力が必要となってきますので、高齢者など老眼鏡が必要になることがあります。使用者の視力や使い方によって個人差がありますので、手にとって見たいものを実際に見て頂くのが一番だと思います。

1 thoughts on “ルーペ・拡大鏡の正しい使い方を伝授

  1. 稲葉 孝三

    85才文庫本を1・8倍ルーペで読んでいます読書台に固定して居ますアームのついたルーペで焦点が合わないのか目が疲れ霞みます2倍のルーペがありますがあわない1.8倍のフレネルレンズもありますが鮮明度に掛けます良い方法がありましたら教えてください

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