ガラスレンズの利点

2007年10月12日(金)

Category: メガネのお話, 商品紹介

眼鏡のレンズは、最近ほとんどプラスチックレンズになりつつありますが、依然としてガラスレンズをお使いになるお客様もいらっしゃいます。まず、ガラスレンズの利点と欠点をお話します。

ガラスレンズの利点

キズがつきにくく、熱にも強い特長があります。また、プラスチックより屈折率の大きい材質があるため、薄くなります。

ガラスレンズの欠点

重くて、割れやすいのが欠点です。また、熱伝導の関係で曇りやすいです。

お客様の視力の度数や使用環境、ご希望などをお聞きし、ガラスレンズをおすすめすることもあります。

  • レンズの厚みが気になり、とにかく薄いレンズをご希望の方
  • キズのつきにくいレンズをご希望の方
  • レンズを長く使いたい方
  • レンズに熱がかかりやすい環境
  • 薬品などを扱う方
  • 顕微鏡やカメラなどレンズ面に接触することが多い方
  • 汚れやすい環境で、よくレンズを拭くことが多い方
  • 歯医者さんなど何かが飛んでレンズ面に当たることが多い方

レンズはたくさんの種類があり、またそれぞれ一長一短がありますので、お気軽にご相談ください。おすすめのレンズをご提案致します。

ガラスレンズの利点」への2件のフィードバック

  1. KT

    最近、メガネのコーティングが2年もしないうちに剥げてしまうのに、非常な不満を持っています。今のレンズも1年チョットとなのに急にです!
    風呂に入るときは外せと、眼鏡屋に言われましたが、湯に漬けることなどしていません。
    高校生時代からメガネにはご厄介になって40年にもなりますが、キズは付いてもコーティングが剥げて使い物にならなくなる経験はありませんでした。昔はコーティングなどされていなかったのでしょうか?
    私は、パソコン、楽譜、運転と3通に使い分けていますが、特に遠・中・近の両用にしたレンズ(いずれもプラ)が特に悪いようです。
    近じかに作り直さなくてはなりませんが・・・ガラスの方が持ちがいいでしょうか? 両用にしない方がいいでしょうか?(←引き出しある古い単焦点レンズは剥げていません)

  2. hory 投稿作成者

    >KTさん
    コメントありがとうございます。
    2年以内でコート膜が剥がれるのは、何か原因があると思われます。どのような使用環境であるのかわかりませんが、やはり主な原因はキズ・熱・薬品や汚れなどの付着・過度の洗浄や拭き取りなどが多いです。詳しくは、別途メールさせて頂きます。レンズメーカーによっては、レンズを検査してもらう方法もあります。

    ガラスレンズは、プラスチックレンズに比べてコート膜は丈夫です。昔はほとんどがガラスレンズでした。初期のプラスチックレンズは、コーティングも多重層になっていませんでした。透過度を高めたり、キズをつきにくくするために表面にコーティング加工をするようになったので、このコート膜が剥がれると見えにくくなったり見栄えが悪くなったりするのです。最近は、丈夫なコーティングも開発されていますが、プラスチックはガラスより膨張率が大きいため、コート膜の剥がれに関しては、ガラスにはまた及ばないようです。また、両用にしたからといって、コーティングが弱くなることはございません。

    近いうちに、レンズのコーティングの剥がれについて取り上げたいと思います。

コメントは停止中です。