「私視力が0.01以下なんだよねー」とか言う方よくいます。メガネ業界では、視力がどれだけ見えるというのは、目安であって、どんな度数の目なのかは乱視もあったりで、人それぞれなので、あまり意味をなしません。
「0.01以下なんだよねー」という人は大体、言うほどの強度でもない事が多い、メガネ屋あるあるです(笑)
ところで、本当に強度近視と言われる度数というのは、-8.0以上でしょうか。ここより強くなってくると、レンズの選択が限られてきますし、フレームも限られてきます。とにかく、重さ、厚さ、渦などが気になってくるでしょう。
強度近視の方のレンズは、中心から外に行けば行くほどレンズの厚みが厚くなります。そこで、なるべくレンズの中心に近くなればレンズの厚みは薄くなります。つまり、より小さい玉型の方が、レンズの厚みは薄くなります。ただ玉型が小さいだけではなく、レンズとレンズの間のブリッジの幅を広めにすることで、瞳が丁度良い位置に収まって、レンズを効率的に薄く仕上げる設計になっています。
こういう強度近視用フレーム、なかなか良いものって本当に少ないのです。特に、強度近視ほど、フィッティングが重要になってくるのでフィッティングできるフレームになるとさらに少なくなります。
そこで、横田先生を始めフィッテイングを学ぶ仲間が、ないなら作ろう!ということになりました。ですが、作るとなると、最小単位でも数百本単位になります!昨年の春頃からそういう話になり、有志を募って作ることになりました!それがやっと先月に出来上がりました!
ひとつは、チタンフレームにこだわるZparts。
既に廃盤したモデルなのですが、作りもしっかりしていて、強度近視用に最適で人気モデル。なので限定復刻しました。色は5色。
もうひとつは、Ti-feel(ティフィール)のCHAOというモデルをクリングスを調整しやすいものに取り替えて作り直したYSモデル4色。
次はいつ作るか未定なので、完売したらとりあえずもうありません。
横田流フィッテイング術の強度近視フレームプロジェクトにより、メガネのフィッテイングが適切に出来る店舗のみに販売が許されている商品です。現在、北陸での取扱いは当店のみとなります。
強度近視用のページも作りましたので見てみて下さい。
http://www.hotta-megane.co.jp/column/nearsightedness