ISO感度を操る(シャッタースピード)

2007年11月11日(日)

Category: こだわり, 写真, 目のお話

今日はISO感度についてお話します。

このISO感度ですが、だいたいのカメラにはこのISO機能が付いていると思いますが、ちゃんと使いこなしていますか?まず、ISOとは。

ISO感度
フイルムカメラでの光の感度を示す指標で、デジタルカメラでは、撮像素子の感度を示す指標。(例:50・100・200・400・800・1600・・・)

値が大きいほど感度が高くなります。しかし、感度が高くなるとノイズが多くなる(画像が荒くなる)なります。できることなら、ISO感度は低くした方が、画像はきれいです。

では、ISO感度を上げるメリットとは何か?それは、ISO感度を上げるということは、たくさんの光を取り込むことができるのです。つまり、シャッタースピードを早くして撮影することができるのです。シャッタースピードを早くしたい理由は2つ。被写体のブレを抑える・手ブレを抑える。わかりますか?

基本は、ISO感度は低く。暗いので被写体がブレたり、手ブレしたりする場合、ISO感度を上げて、シャッタースピードを稼ぐのです。手ブレしない方法は、三脚を使えばいいのですが、そういうわけにはいかない場合もありますよね。
最後にもうひとつ。星空や月など夜の暗闇での撮影は、光量が著しく少ないのでISO感度を上げざるを得ません。
なるべくならISO感度は低く撮りたいものですが、絞り(しぼり・F値)シャッタースピードを操って、まだ適正露出と撮りたい写真にならない場合、ISO感度を操作するという感覚でいいのではないでしょうか?

6回にわたって、目のことも絡めつつ、カメラのことを主に取り上げてきましたが、本日が一応最後とします。少しは、仕組みが分かっていただけたでしょうか?この部分を知っているのと知らないのでは、写真の撮り方もずいぶん違ってくると思います。要は、光を取り込む量を調節しているだけなのです。光量を調節するためには、絞り(しぼり)・シャッタースピード・ISO感度という方法があり、それぞれの特性を生かすために、その関係を保ちつつ調整しているのです。人間の目は、これを無意識の中で行われているのですよ。
最後に、今回のシリーズ、図を作るのが一番大変でした。たいした内容ではないのですが、いざ作ろうとすると手作りなので大変なのです。。。そのため、更新に間があいてしまいました。すいません。
ちなみに、私はプロ並みの写真が撮れるわけではありません。仕組みは分かっても、構図や被写体選択などのセンスがないと・・・。センスが乏しくても、なんとか・・・。はい、これも冥々之志なりですね^^

4 thoughts on “ISO感度を操る(シャッタースピード)

  1. フジワラ

    わかりやすい説明で助かりました。説明書読むよりも早く理解できました。ありがとうございます!

  2. hory 投稿作成者

    >フジワラさん
    ありがとうございます。
    経験しかないのでしょうけど、撮りながら操るのはなかなか難しいですね。
    考えていたら、シャッターチャンスを逃してしまいます^^

  3. Sd

    やっぱこの説明は解りやすい。感心しました。
    今ちょうどカメラを買おうとしてあれこれスペックを比較していた所でしたので、この部屋を見付けました。
    カメラを選定する手がかりがつかめた気分です。
    ありがとさんでした。

  4. hory 投稿作成者

    >Sdさん
    たくさん写真を撮ると、だいたいこれくらいがいいかなという目安がわかるようになりますよ。

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