メガネのフィッティングのプレゼン

2017年02月16日(木)

Category: こだわり, フィッティング, メガネのお話, 磨く, 目のお話

先週になりますが、定休日を利用して名古屋へメガネのフィッティングの修行に行ってきました。
いつもは大阪のセミナーに参加することが多いのですが、今回は名古屋。久しぶりです。
自分の力量を確認するにはやはりセミナーに参加するのが一番。なぜなら、参加される方みんながメガネ屋さんで、周りからも見られますし、周りの力量も分かります。そして、皆さんの真剣さも半端ない。いろんな刺激を得ることができるのです。

セミナーの途中には、昨年から取り入れた検証会。同じモデルで同じフレームでフィッティングをして出来栄えを確認するものです。そして皆からも手さばきをしっかり見られ、緊張感はMAXです。

今回、私が与えられたミッションとは、「フィッティングのプレゼン」
フィッティングの一連の流れを説明しながらフィッティングをするというもの。制限時間は12分。ある程度シミュレーションしておいたので、まあまあだったかなと。でもフィッティングしながらなので、言おうと思っていたポイントなどは言えなかったり。何回か経験すればもっと上手にできるのではないかと思います。写真はありません^^


そして、今回からさらに新たに「フィッティングの座学」というのも始まりました。初めて参加される人にホワイトボードを使ってフィッティングを説明するというもの。先生も新たな刺激を与えてくれますね^^

検証会もプレゼンも座学も、いろんな意味でフィッティングの技量の向上に繋がる大切な事だと思います。頑張ろう。

お客様のために吸収して還元していきます

2017年02月12日(日)

Category: こだわり, メガネのお話, 磨く

7日はお休みを頂いて、名古屋の方へ勉強会に行ってきました。
「接客に活かせるメガネ・コーディネート提案」

講師は、メガネのフィッティングでも交流のある、スタイリストの浅野千絵さん。メガネ屋さんじゃないのに、フィッティングの勉強をして、横田流フィッティング術の認定フィッターでもあります。
メガネを販売するときに、似合う眼鏡やコーディネートのお客様への提案となると、目のことやメガネのことなどの知識や技術に比べると・・という部分があるものです。説明のつく・裏付けのある「フレーム提案」を少しでもしたい。
今回のセミナー、とってもとっても良かったです!!提案以前に、毎日の心掛けからが大切ということがよく分かりました。実践しようと思います。

お客様のためにいろんなことをどんどん吸収して還元していかねば!!

不良在庫レンズが宝に!

2017年02月06日(月)

Category: こだわり, メガネのお話, 磨く, 目のお話

前回のつづきです。
テストフレームに度数のレンズを入れて見え方の確認などをするのですが、先日お話したように、乱視のある場合は、球面のレンズと乱視のレンズを組み合わせることになります。すると、横からみたらわかるように、2枚になります。構造上、同じ場所に入れることができないので、筒のように前の方に加えていくことになります。

実際のメガネになる時のレンズは、乱視を組み合わせた一枚のレンズになるわけで、やはりテストとしても見え方が変わったり、ストレスになったりします。しょうがないのですが、出来るなら実際のメガネと同じ1枚にしたいところ。

例えば、前回の例を使って説明すると、マイナスのレンズで0.25刻みとして-10.0までで110通り。乱視が-2.0までを考えても9通り。110枚の球面レンズと9枚の乱視のレンズがあれば、110×9=990通りを作ることが可能なのです。1枚にするなら990枚必要で現実的じゃないのです。

しかし、そんなテストレンズが存在することを実は数年前に知りました。昔はあったらしいのです。

私がお店で働くようになった時にはすでに棚の中で眠っていた、昔のガラスレンズの在庫がたんまりとありました。乱視入りのもので、屈折率を考えると今は使うことはないのでずっとそのままに。
よくよく考えたら、これをテストレンズにしてしまえばいいじゃないかと!!

整理してみたら、あるわあるわ。乱視-2.0までバッチリあります。乱視が強いほど同じ度数でも7枚とかあったり。昔は、乱視の強いところまでのレンズを揃えていたようです。

作りましょう、ということでせっせとガラスレンズをテストレンズに加工しました。若干抜けているところもあるのですが、-10.0までと乱視-2.0までのテストレンズがほぼ完成しました!プラスは+6.0までと乱視+1.0まで。

私は乱視-1.75あるので、レンズ2枚のと1枚のもので比べてみました。まずは軽い!それから、明るさも明るく見えます。視力はまっすぐ見る分には同じです。そしてやっぱりストレスは少ないです。

特に良いのは、遠近両用のテストレンズを入れる場合、格段に良いです。3枚と2枚は随分違います。近用の部分の見え方が違いますね。

不良在庫になっていたものが、思わぬ宝となりました。

テストレンズでは、「これ掛けれないわ」と言う事があっても、実際のメガネになると意外と大丈夫だったりするものです。少しでもテストレンズでのストレスをなくせればと思います。
最近、視力を測定していて、自分で作ったレンズが相当する時、内心でウッシッシと思っているのは秘密です(笑)

恐らくですが、乱視入りのテストレンズを持っているお店は、1%もないと思います。

メガネの度数って何種類あるのか?

2017年02月04日(土)

Category: こだわり, メガネのお話, 目のお話

書こうと思っていることはこのタイトルの内容ではないのですが、長くなりそうなのでカットして前編。

視力の測定をする時は、基本的には、このような機械を使って測定してから、試験枠に測定した度数のレンズを入れて、さらに測定していくのですが、この試験枠に入れる度数のレンズのお話。

この度数のレンズは、ほぼほぼ、下の写真にあるレンズを組み合わせます。

組み合わせるということは掛け算。

例えばマイナスのレンズで0.25刻みとして-10.0までで110通り。乱視が-2.0までを考えても9通り。
110×9=990通り。つまり約1000通りの度数の組み合わせが出来るということです。
乱視の軸度も入れると5度刻みでも36通りあるので、約36000通り。
プリズムも考えるともっとすごい数になります。
プラス側も同じだけあることになります。
実際は、-10.0以上もありますし、乱視も-2.0以上もあります。混合乱視も。
そして左右。。。もう計算はやめましょう。
とにかく無限にあるんですよ。それで最適の度数を測定していくのです。

メガネとして作る場合は目の中心の幅も人によって違うので、他人のメガネをかけてちょうどよく見えるなんてことは、ほぼありません。それなのに既成品のメガネがあったりするのは、考えても恐ろしいですよね。

シュンキワミ KM1757の限定カラー

2017年01月29日(日)

Category: お知らせ, メガネのお話, 商品紹介

2016年末に発売された、シュンキワミ(Syun Kiwami)のレディースモデルの新型KM-1757に、早くも限定カラーが登場。
一度限りの入荷の可能性もあります。
カラーはフロントがブラック色、テンプルがワイン色。
なかなかいい色に仕上がっております。

作った数が少ないらしいので一期一会かもしれません。お早めに。

http://www.hotta-megane.co.jp/megane/2894

北陸初のフィッティングトレーニング会を開催しました

2017年01月24日(火)

Category: フィッティング, メガネのお話, 磨く

昨晩、北陸初のフィッティングトレーニング会を19時より金沢で開催しました。

来月名古屋へ遠征される方がいらっしゃるので、昨年の秋の金沢セミナーに参加された方でFBで連絡を取れる人に声掛けしました。
認定フィッターの高瀬さんも岐阜から初回の練習会に駆けつけてくれました。参加者は5人。

3時間という短い限られた時間でしたので、各自当日までに動画を見て練習してくることを約束し、当日は最初の1時間は、クリングスやモダンなどの調整方法の確認をしました。
その後、私が一連の流れを通しで、高瀬さんをモデルに説明しながらフィッティング。

残りの1時間半で一人1回フィッティングが出来るように2人×2グループにして2セット行いました。時間は通常の時間よりも長めに、フロントから後まで順番に確認しながらいけるところまでやりました。
高瀬さんもいたので、ほぼマンツーの感じで見ることが出来たので、とても良かったです。前回の金沢セミナーで意味がわからなかったところが理解できたという話も聞け、良かったのではないかと思います。来週、もう一度行います。

教える方もとても勉強になります。北陸でもフィッティングの裾野が広がりますように。

強度近視用フレームを作ってしまいました

「私視力が0.01以下なんだよねー」とか言う方よくいます。メガネ業界では、視力がどれだけ見えるというのは、目安であって、どんな度数の目なのかは乱視もあったりで、人それぞれなので、あまり意味をなしません。
「0.01以下なんだよねー」という人は大体、言うほどの強度でもない事が多い、メガネ屋あるあるです(笑)

ところで、本当に強度近視と言われる度数というのは、-8.0以上でしょうか。ここより強くなってくると、レンズの選択が限られてきますし、フレームも限られてきます。とにかく、重さ、厚さ、渦などが気になってくるでしょう。

強度近視の方のレンズは、中心から外に行けば行くほどレンズの厚みが厚くなります。そこで、なるべくレンズの中心に近くなればレンズの厚みは薄くなります。つまり、より小さい玉型の方が、レンズの厚みは薄くなります。ただ玉型が小さいだけではなく、レンズとレンズの間のブリッジの幅を広めにすることで、瞳が丁度良い位置に収まって、レンズを効率的に薄く仕上げる設計になっています。
こういう強度近視用フレーム、なかなか良いものって本当に少ないのです。特に、強度近視ほど、フィッティングが重要になってくるのでフィッティングできるフレームになるとさらに少なくなります。

そこで、横田先生を始めフィッテイングを学ぶ仲間が、ないなら作ろう!ということになりました。ですが、作るとなると、最小単位でも数百本単位になります!昨年の春頃からそういう話になり、有志を募って作ることになりました!それがやっと先月に出来上がりました!

ひとつは、チタンフレームにこだわるZparts
既に廃盤したモデルなのですが、作りもしっかりしていて、強度近視用に最適で人気モデル。なので限定復刻しました。色は5色。

強度近視用フレーム

もうひとつは、Ti-feel(ティフィール)のCHAOというモデルをクリングスを調整しやすいものに取り替えて作り直したYSモデル4色。

強度近視用フレーム

次はいつ作るか未定なので、完売したらとりあえずもうありません。
横田流フィッテイング術の強度近視フレームプロジェクトにより、メガネのフィッテイングが適切に出来る店舗のみに販売が許されている商品です。現在、北陸での取扱いは当店のみとなります。

強度近視用のページも作りましたので見てみて下さい。
http://www.hotta-megane.co.jp/column/nearsightedness

シュンキワミ メンズモデル 2017新型

2016年12月29日(木)

Category: お知らせ, メガネのお話, 商品紹介

なんとか、シュンキワミのメンズモデル紹介まで間に合いました。厳密には、写真撮っただけで、全部載せることができませんでしたが。。

シュンキワミ メンズモデル 2017ニューモデルが到着しました。することいっぱいでなかなか店頭に並べることもできませんでした。最後の最後に店頭に並べることができました。新年は2日から初売りです。

滑空 カックウ
「Glide through the Air」
グライダーが空を滑るように飛行するイメージをテーマにしています。

そのテンプルパーツにはバイオチタニウムを採用することで充分なしなりを確保。
モダンパーツはセミロングタイプで長さを持たせ、
フィットする面積を確保する事と重量配分に考慮しています。

KM-1751・1752・1753・1754と4型ありますが、カラーリングは1751が一番きれいで格好いいと思います。
大きめのサイズなので、いつもサイズに悩んでいる方はいいかも。

残りはまた年明けに少しずつ紹介したいと思います。

HUSKY NOISE ハスキーノイズ 2016秋冬ニューモデル

2016年12月27日(火)

Category: お知らせ, フィッティング, メガネのお話, 商品紹介

今年の春から新たに取り扱いをはじめたブランド「HUSKY NOISE ハスキーノイズ」 の2016秋冬モデルが入荷しました。

【H-164】 size:49□17-135

細いラインが特徴的なメタルのボスリントンフレーム。
チタンのシート材をプレス機で加工しているため、プラスチックでは表現できない
スリムさと繊細なフォルムを実現。
クラシカルなフォルムをHUSKY NOISEらしくスッキリとカジュアルに仕上げ、
ポイントとなるヨロイパーツはマットゴールドカラーを施し、オトナ感もプラスしました

ヨロイのカラーがポイントです。目元が綺麗に映えます。
シンプルなようでシンプルではない、掛けると不思議にメガネと顔のマッチングが素晴らしいと思います。

なんと、店頭に並べてはや2本が売れてしまいました。そのまま年越しをするのは気になるのでリピートオーダーしました。が、すでにブラウンカラーは完売で、次の入荷が来春です。お早めに。

そして、ハーフリムタイプがH-165です。

【H-165】 size:48□18-135

細いラインが特徴的なメタルのボスリントンフレーム。こちらはナイロールタイプ。
クラシカルなフォルムをメタルでHUSKY NOISEらしくカジュアルに、スッキリと仕上げました。
H-164の落ち着いたゴールドカラーとは対照的にヨロイにポイントカラーを配色することで、目元を引き締め、フェイスリフトアップ効果も!

前傾角をバッチリ調整できますので、前傾角がなかなか合わない方はぜひ^^

ハスキーノイズ(HUSKY NOISE)ライナップはこちら。
http://www.hotta-megane.co.jp/cat-bland/huskynoise

シュンキワミ レディースモデル 2017新型

2016年12月25日(日)

Category: フィッティング, メガネのお話, 商品紹介

メリークリスマス♪
シュンキワミ(Syun Kiwami)のレディースモデルの2017年新型が入荷しました。

NEWモデルのコンセプトは「発芽」。

植物の種から根が伸び、新芽が伸びていく様子をイメージをしています。
たくさんの光に包まれキレイな水を吸い込み、静かに成長していく小さな命を、クリア感ある生地やフレームカラーで安らぎ感のあるものに表現しました。
コロンとした種のように丸みのあるフォルムに新芽が伸びていくしなやかなラインをイメージした柔らかなバネ性。
光や安らぎを感じるようなカラーでまとめました。

メガネを掛けるとモダン先の芽のような球状が、髪の辺りのアクセントになってとても良い感じです。
すでに数本売れていまして、人気モデルの予感です。
遠近両用もしっかり入る天地幅もありますし、フルフィッティングできる構造ですのでオススメです。

シュンキワミ(Syun Kiwami)のライナップはこちら。
http://www.hotta-megane.co.jp/entry/cat-bland/syun-kiwami

今年もあと一週間。年賀状が終わらないことには年を越せませんね。頑張ります。