メガネのテンプルの付け根部分の亀裂は感触でわかります

2017年05月15日(月)

Category: こだわり, メガネのお話, 修理

転んだり、ぶつけたりしてメガネの型直しの修理がよくありますが、触るだけで危険な異常を感じることができます。

たとえば下の動画。

メガネフレームのテンプルの付け根の部分が広がってしまったのですが、戻す前に、テンプルを触った感じが普通とちょっと違います。若干柔らかいというか遊びがあるというか、微妙な感覚。今回は、結構大きな亀裂が入っていたので事前にわかりましたが、ルーペで見ないとわからないような亀裂もかなりの確率でわかります。
これを気付けずに直そうとすると、なお亀裂が拡大したり、折れてしまったりすることがあります。

また鼻パッドのクリングスの異常もヤットコで掴んだ感触で亀裂やロー離れが分かったりもします。

嫌な感触があっても最小限に直さないといけない場合もあったりして、腕の見せどころであったりします。

2000個ドミノたおし

2017年05月13日(土)

Category: こだわり, プライベート

午前中は私的な時間を頂きありがとうございました。
幼稚園の行事で、お父さんと遊ぼう会がありました。早いものでもう年長なのであと1年しかなく、勝手を言いました。
今まで園庭に穴を掘って温泉を作ったり、園庭でキャンプファイヤーをしたりと面白い企画をやりました。今回は、園内を使ってピタゴラスイッチ的なドミノたおしをしました。

今日のためにいろいろと準備をしてきて、子供たちもドミノになるようないろんなモノを持ち寄って集まった数が2000個を超えました。
シーソーやスイッチ式などの仕掛けや、ドミノが階段を登ったり、すべり台を滑り落ちたり、ロケットが発射して2階へドミノが移動したり、最後は飛行機が飛び立って、反対側のドミノを倒し、クラッカーを発射させるという仕掛け。
すべて手作り。多種多様な業種のお父さんが集まればいろんなことが出来ますね。
子供たちよりお父さんたちが一番真剣になっていました。
無事、最後まで成功したときは、ちょっと感動してしまいました。楽しませて頂きありがとうございました。
次は秋にもう一回あるのでその時もわがまま言うかもしれませんが、よろしくお願いします。

使っているレンズカラーと同じ色にしたい場合

2017年05月12日(金)

Category: メガネのお話, 商品紹介

気に入っているサングラスをお持ちのお客様。
レンズに置き傷が入ってしまい、レンズを新しくしたいとのこと。

新たにレンズ交換となると、通常は決まった色の種類の中から選ぶことになります。しかし、フレームとの調和であったり、レンズカラーとお顔との調和であったりで同じ色がご希望の場合もあります。
その場合は、どうするか?もちろん出来ます!今お使いのレンズをお借りして、レンズ工場に送り、全く同じ色に染めてもらうのです。どのように色を合わせているのかは、わかりませんが、ほぼ同じ色で出来上がってきます。

今回は敢えて、濃度が薄くならずレンズカラーを引き立てるハードコート仕様にしました。裏面は、反射光を抑えるマルチコートです。


もちろん、度数対応も可能です。

フレームの亀裂の補修

2017年05月04日(木)

Category: メガネのお話, 修理

ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。街中は観光客がいっぱいいますが、地元の人が少ない。。。GWは、能登方面や近隣県のお客様がちらほらといらっしゃることが多いです。

さて、お持ちのサングラスのレンズが傷だらけになり、レンズ交換。フレームをよく見てみると、、、

んん?亀裂が!

幸い、全部は切れてないようです。切れてしまうとやっかいなので、切れる前に補修しておきましょう。
ネジを外して、

メガネフレームの素材がオプチルなので、今回はレジンで補強。隙間に流し込んで、念のため少し盛っておきましょう。硬化するまで3日寝かします。

間違っても、市販のアロンアルファは使わないで下さいね。

中村尚広氏講演「視機能の実態把握と有効なビジョントレーニング法」

2017年04月21日(金)

Category: こだわり, スポーツ, メガネのお話, 磨く, 目のお話

先日、EyeVisionProject石川は、長崎県の佐々町から、お客様の視機能を高めるために、スクールビジョンやスポーツビジョンに力を入れておられる、尚時堂の中村尚広様をお呼びして、「視機能の実態把握と有効なビジョントレーニング法」について講演頂きました。
大変興味深い内容で、あっという間の1時間半。

特にスクールビジョンの中のお話で、眼球をうまく動かせず読み書きの弱かったお子さんが、ビジョントレーニングによって、お子さんの眼力が顕著に変わり、表情も良くなっていく例がとても印象的でした。

スポーツビジョンにおいては、スポーツは、運動能力を上げるには、体力や練習も大切ですが、視機能との関係はとても重要です。見えなかったら何も出来ないわけですから。見て身体に瞬時に伝える。視力も大事ですが、動くものを追ったり、ぱっと見て状況の判断や予測などは、ビジョントレーニングによって向上することが期待できます。

大変有意義な講演でした。EVPとしてもフィードバックしていけるようにしたいと思っています。

講演の後は、EVPのメンバーと一緒に懇親会。中村先生とは専門学校時代の先輩後輩であったメンバーもいて、昔話などでも大いに盛り上がりました。今冬にまた、金沢へ来て頂くという約束を取り付けることができました。
中村先生ありがとうございました!!

メガネのフィッティング金沢セミナー

2017年04月14日(金)

Category: こだわり, フィッティング, メガネのお話, 磨く

水曜日に、メガネのフィッティングの金沢セミナーがありました。

北陸では2回目の開催。今回は、初めて参加される方が5名加わって、12名でのセミナーでした。
兵庫からゴールドフィッターの徳永さんもお手伝いに来られるという、貴重なセミナーでもありました。私は今回もホスト役としてお手伝い。

早く来れる人は早めに集まって最初は予習会。

その後、先生の座学とフィッティングのプレゼン。フィッティングの練習をし続けていると、細かいところばかりに目が行き過ぎて、いつの間にか全体のバランスを見失ってしまっていることがあります。なので、座学やプレゼンは基本に戻って全体を見なおすという良い機会でした。

午後は、3人1組となって、お互いにフィッティングを制限時間で仕上げるという練習を。北陸でもフィッティングの練習会を開いて、参加していた人は随分上手になってきました。練習すればするほど上達し面白くもあり、そして新たな壁が出現しつづける奥の深い分野です。

終わった後は恒例の懇親会。今回はさらに盛り上がり、なんと、秋の金沢エキスパートが2日開催になるかもしれない話になりました。向上心のある方の目は輝いています。北陸もいい雰囲気になってきました。今後も練習会を継続して盛り上げていければと思います。

前傾角(傾斜角)が変われば見え方も変わる

2017年04月11日(火)

Category: こだわり, フィッティング, メガネのお話, 目のお話

おかげさまでフィッティング関連のお客様が多いですが、中でも見え方が全然変わってしまう重要なポイントがあります。それは、メガネの前傾角(傾斜角)!メガネのレンズ面の垂直方向との角度です。
普段の生活における、常用視線は、5~10度程度ですので、常用視線とレンズの光軸を揃える必要があります。

メガネの前傾角

顔の耳の高さは人によって違います。同じフレームでも耳の高さが違えば、前傾角が変わってしまいます。

まず、遠用・常用の理想の前傾角。約8度くらいでしょうか。
横から見た感じも、とても収まりが良くしっくりきます。

メガネの前傾角

次の下の図は、上の図より耳の位置が高い場合です。同じフレームを乗せてみました。すると前傾角は上より深くなります。約13度くらい。近用のメガネはこれくらいあってもいいですね。

メガネの前傾角

次は、逆に耳の位置が低い場合。同じフレームなのですが、前傾角は浅くなってしまいます。約3度くらい。この状態は、下方視すると浮き上がったように見えたり、目とレンズの距離も下の方は遠くなるので見え方もさることながら下方視野も狭くなります。

メガネの前傾角

巷で溢れている状態が下の図。
未調整のフレームは前傾角が浅めのものが多いです。耳の高さは普通なのですが、前傾角が3度くらい。ずっとこれに慣れているのでわからないのでしょう。前傾角を付けた方が格段に見え方が良くなります。特に遠近両用などのレンズは顕著に前傾角で見え方が格段に変わります。
この状態の人、よく見かけます。私から見たら、気になってしょうがない状態。

メガネの前傾角

上のメガネを、耳の位置が高い人に掛けると、約8度くらいに収まります。これはラッキーなだけです。

メガネの前傾角

逆に耳の位置が低いと、、、これはヤバイ!!!垂直より超えて、レンズ面が上を向いてしまっています。これを掛けていると不具合が生じてしまうでしょう。

メガネの前傾角

最後にもう一度、この状態が理想です。顔の形に合わせて、フレームの角度を調整して理想の前傾角にします。美しい!!横から見ても心地よく見えます。同じゴールドフィッターの清水さんもおっしゃっていましたが、メガネをフィッティングしていて、理想の前傾角に調整できたとき、心の中でガッツポーズしてます(笑)

メガネの前傾角

またアゴを出し気味の人などいろいろな姿勢などの癖もありますので、それを加味しながら前傾角を調整することもあります。

残念ながら、前傾角を調整できない構造のフレームが多いのも事実です。例えばこんな智の形状のメガネ。

厳しいですねー。たまたま前傾角が合えばいいですが、合わないとどうしようもありません(裏技もありますが、基本難しい)。どんなに気に入ったフレームでも性能を発揮しないのですから。なので、当店は、調整しにくい構造のフレームは極力仕入れしません。もしくは、前傾角が合わない場合は、オススメしません。

メガネは度数が合ってても、フィッティングがしっかり出来てないと、見え方に異常をきたします。特に遠近両用など度数が変化するレンズは、フィッティングが命といって過言ありません。

あまりにも前傾角を軽視した状態が多すぎるため、iPadで説明し易いように画像を作りましたので、ブログの記事にしてみました。いつでもご相談下さい。

フィッティングトレーニング会

今年に入って始めた北陸フィッティングトレーニング会。
昨日は6回目の開催でした。最多の8人での練習会。
来週、フィッティングの金沢セミナーが開催されるので、みなさんの本気度もUP。

参加するほど、みなさん上手になっています。私が言わなくても、修正ポイントも理解しています。後は、その修正ポイントを、思い通りに修正できるかは練習を重ねるのみです。

今まで、北陸では横田流フィッティング術を学ぶ同士がいませんでした。昨年の秋から風向きが変わりつつあります。みなさん真剣に取り組んでいらっしゃいます。
メガネ業界の二極化が進む中、メガネの大切な部分をもっとメガネユーザーの方に知って頂きたい。フィッティング次第でどれだけ見え方、掛け心地、掛け姿が変わるかを。メガネはマイナスアイテムではありません。メガネを掛けた方がどれだけイメージアップできることか。業界全体のレベルアップがこれから進む道。
なので、私の知っている知識は皆様にお教えします。私ももっともっとレベルアップしなければいけません。メガネ業界の方で、フィッティングを学びたい方、一緒に勉強しましょう。ご連絡下さい。

シュンキワミ KM1757の限定カラー再入荷

2017年04月01日(土)

Category: お知らせ, メガネのお話, 商品紹介

4月になりました。犀川沿いの桜も蕾が膨らんできました。開花ももうすぐですね。

今年の初めに、シュンキワミ KM1757の限定カラーの紹介をしました。
本数が限定のため、1本限りかもしれませんでしたが、幸運にも再入荷できました。
今度こそ最後だと思われます。
このモデル、サイズが50ミリと小さめですが、天地幅が31ミリありますので、小顔で遠近、中近にも適しています。強度度数もいけますね。
そして何より、フルフィッティングできるのが一番良いです。前傾角もお顔に合わせてバッチリ調整できます。




今度こそお早めに^^
http://www.hotta-megane.co.jp/megane/2894

感謝感謝

2017年03月28日(火)

Category: お知らせ, フィッティング, メガネのお話, 目のお話

先日、お客様にメンテナンスでご来店頂き、帰り際に頂きました。

A様、こちらこそ、感謝感謝です。ありがとうございました。
ご連絡先がわからないので、こちらで厚くお礼申し上げます。
いつでもご来店お待ちしております。