お風呂とメガネ-敏感肌、お風呂とメガネ-温泉編、につづく最後のお話は、サウナ編です。
今日はこの質問から。。サウナに入るときは眼鏡を掛けて入りますか?普通に考えたら、掛けて入りませんよね?しかし、温泉・健康ランド・・スーパー銭湯などのスパ施設では、お風呂に眼鏡を掛けて入る方は、サウナの外に置くわけにもいかず、そのままサウナに入ることが多いかもしれません。もしくは、最近のSPA施設は、サウナに入りながらテレビを見ることができる場所が多く、テレビの画面が見えないのでメガネを掛けて入る方も多いようです。
サウナ内の温度は約90度にもなります。メガネはサウナ内では、かなりの温度になります。ということは、言うまでもなくメガネにダメージが・・・。女性はどうなのかあまりわかりませんが、男性はサウナにメガネを持ち込んでいるのをよく目にします。
高温にさらされるとどうなるのかというと、メガネのレンズが膨張して、レンズの表面に施してある薄いコーティングの膜にヒビが入るのです。そのヒビが、モヤモヤになって見えにくくなったり、ヒビが原因でコート膜が剥がれやすくなり、部分的に剥がれてきたりするのです。高温で変形し、歪みが起こり、度数変化する場合もございます。プラスチックレンズは、ガラスレンズに比べ膨張率が大きいので、熱に注意とよくいわれますね。
3回に分けて、お風呂とメガネについて取り上げてきました。最近の質の良いレンズは、性能も良くなってきているので、すぐに目に見えて駄目になることは少なくなっています。しかし、悪い条件下での使用を重ねることで、少しずつ劣化が早まっています。みなさん、お風呂に入るときは、この話を思い出して欲しいと思います。
最後に、日常生活で、案外気付かずにメガネが熱にさらされているひとつが焼肉。この話はまたの機会で取り上げます。とりあえず、眼鏡をかけている焼肉好きの方、焼肉屋さんでは、眼鏡を掛けてあまり覗き込まないで下さいね。